謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のワンピースの感想。
サブタイトル §
#193 戦いの終焉!遠く響く誇り高き幻想曲
あらすじ §
大鐘楼は、鳴りながら落下していきます。
その音を、地上の者達も、空にいる様々な立場の者達も、みな聞き入ります。
ノーランドの子孫は、海に見える巨大な人影は空にいる人の影が映し出されたものだ、と気付きます。それが空島の存在を証明するものだったと今頃気付きます。そして、ルフィの影がそこには映し出されていました。
神エネルと箱船マクシムは、落下し、天界人の前で沈んでいきます。
天界人達は、残された島、アッパーヤードに上陸していきます。
ウソップ達のところに、ルフィ、ナミ、コニスは大量の食料を持って走ってきます。神官達の食料庫を見つけたと言います。
ガン・フォールはかつての仲間達を助けます。
実は、エネルは生きていました。マクシムに乗って、彼が目指したフェアリーバースに向かうと称して飛んでいきます。マクシムの前には、月がありました。
負傷したワイパーは、今まで争ってきた天界人と争わずに付き合えるか心配します。
しかし、テントから外に出ると、そこでは火を囲んで笑いながら踊りまくるこの世界の者達全員の姿が。
火の周りで踊りまくる全員。
争っていた者ですら。
笑う。
笑う。
みんな笑う。
感想 §
よくぞここまで、と思うほど素晴らしい結末のドラマですね。
もう忘れていたほど以前のエピソードに出てきた出来事が、ここに来て意味を持っていたことが明らかになったり。大きな人影の話などは、完全に忘れていました。
そして、エネルが目指した無限の大地を持つフェアリーバースが、空に浮かぶ月であったことが分かります。そこに到達しよう、という考えは、明らかに狂っています。月は狂気の象徴ですから、月を目指すエネルという描写は、まさに彼が最初から狂っていたことを示しています。それによって、彼に関するドラマと解釈がすっきりと落ちるべきところに落ちます。それは、単にルフィがエネルを殺す結末よりも、遙かに面白いものですね。
更には、このラストシーンの素晴らしさ。
かつて争っていた者達が、みんな笑いながら手を取りって踊っています。しかも、負傷して眠り込んでいたワイパーの視点から、それを見る意外性。
これは素晴らしいですね。
更に、当初は弱小勢力であったルフィ海賊団が、最終的に運命を切り開く最強の集団としてそこにあるという突き抜けた気持ちよさ。
何と素晴らしいことでしょう。
今回の一言 §
しかも、この一連のドラマはまだ終わりません。次回予告によると、ポーネグリフに関する話が続くようです。これだけやって、期待以上のものを見せてもらったのに、まだその先まであるとは。